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 職場のコラム
 

頑張っているのに報われない

 「わたしは、こんなに頑張っているのに...」と言ったことをよく言われる方がいます。
「頑張る」と同じような意味で、「汗水垂らして働く」、「一生懸命努力する」、と言った言葉を連想しますが、世間一般では「頑張っている」とは具体的にどのような行為を指すのでしょうか?

一昔前の高度成長期のような、経済が右肩上がりの続けている状況では頑張れば頑張っただけ成果が上がりました。   しかし、現在のような成熟期を迎えた経済状況の中では、みんなと同じことをしていても結果はそれほどついてきません。

日本経済がバブルに沸いた80年代、企業は商品を出せば出すだけ売れました。それでは現在はどうでしょう?同じような商品が巷には溢れ返り、その多くはそれぞれの特徴や個性、サービスや機能の差別化を見出せず、値段だけで勝負しています。他社のものよりも“価格が安いこと”、それ自体が特徴となっているものを良く目にします。

わたしは、生産性という意味では企業が抱えている“工場”とあなたの“仕事”は良く似ていると思います。

たとえば、あなた自身を一つの工場に置き換えて考えてみてください。
工場は朝から晩までフル稼働、ときには休日返上で、生産しなければいけないこともあるでしょう。ちょうど、あなたが他の 同僚よりも朝早く出社し、退社するのはいつも一番最後、そんな状況です。

工場は来月の新商品発売に向け在庫をどんどん積み上げている真っ最中です。そして、いよいよ待ちに待った商品発売!その結果は...

発売した商品は市場では全く評価されず、お店からの相次ぐ返品、結果として売れる見込みのない在庫の山だけが倉庫に積み上げられました。だれもその商品に魅力を感じなかったのです。

さて、確かに工場は製品はたくさん製造しました。しかし、この工場を抱える企業の生産性は果たして高いと言えるのでょうか?

そして、もしあなたがその商品はメーカーが何年も掛けて商品開発し、多く社員が一生懸命努力して作り上げたものだと知っていたとします。あなたは、メーカーの企業努力に応えてあげようと身銭を叩き、欲しくもないその商品を買いますか? もちろん答えはNOですよね。しかし、企業は新商品開発に向けて”頑張”らなかったのでしょうか?

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