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 職場のコラム
 

職場環境改善≠企業の業績改善

 当サイト、職場.comのテーマである職場環境の改善や社員の満足度の向上が即、部署や企業の業績向上に役立つのでしょうか? 今回は社員満足度の改善が企業業績の向上にどのような影響を与えるのかを考えてみました。

あるデータによると、職場環境の改善が企業の業績を向上させるのではなく、業績の向上している企業は総じて社員満足度が高いといった結果が出ているそうです。 つまり、社員満足度を向上させることが企業の業績を向上させるのではなく、組織の業績が伸びている状況下において社員は満足して働いている傾向にあるといったものです。

これは、組織の業績が目に見えて向上している場合、そこで働く社員の方々への賃金などの待遇面の改善が起因していると考えられます。 そして、企業業績が右肩上がりの状況下では、働いた分だけ結果が付いてくるという好循環が生まれ、仕事に対する 「やりがい 」も自然と向上、結果として社員満足度も向上すると考えられるのです。

 仮に、職場環境を改善し社員満足度を向上させることが、企業の業績向上に直接的に影響を及ぼさないと仮定した場合、ではなぜ社員満足度を向上させる必要があると言えるのでしょうか?


 それは、優秀な人材の社外流出を防ぎ、人材を確保し易くさせる為です。 時として、人材を 「人財 」とも書くように組織において働く人々は財産であり、なくてはならない存在だと言えるでしょう。 さらに、そこで働く人々の貢献なくして企業業績の向上など有り得ないと言えるのではないでしょうか。

確かに、職場環境の改善などしなくとも、高い賃金を払いさえすれば優秀な人材は確保できるかもしれません。 しかし、そのような優秀な人材を高い賃金だけで社内に留めておく事は容易ではありません。 優秀な人材ほど職場環境を求めるものです。

もし採用する企業側に、優秀な人財を留めておけるだけの土壌や環境が整備されていなければ、いくら高い賃金を払い優秀な人財を確保したところで、本来その人の持っている才能や能力を十分に発揮させることはできません。 これでは、折角の人財も生かしきる事ができず雇う側、雇われる側双方において人選や職場のミスマッチを感じるという残念な結果となるだけでなく、更なる人財流出を招く原因にもなりかねません。

 職場環境を整備し、働いている社員の方々が何の迷いも無く仕事に専念できる環境作りこそが、企業風土を改善し優秀な人財を確保するための重要なファクターなのです。

 それでは、社員満足度向上の為に叫ばれる 「職場環境改善 」や 「働きやすい職場作り 」などとは、具体的にはどのようなことを指すのでしょうか?

「風通しのよい組織 」、 「会社との一体感 」、 「チャレンジ精神のある組織 」...etc、これらに共通するのはキーワードとは、 「快適に仕事に専念できる 」環境だと言えるのではないでしょうか。 「どうせ仕事をするなら、気持ちよく仕事がしたい! 」というのが、働く人々の本音です。 誰も好き好んで不快な職場を選ぶ方はおられません。

そして、気持ち良く仕事が出来る環境とそうでない環境では、どちらにおいてより良い仕事が出来るでしょうか? 答えは明確です。 気持ち良く仕事が出来る環境の方が、より効率的な仕事が出来るに決まっているのです。

 職場環境を改善することによって、企業の業績が向上すればこれほど簡単な事はありません。 組織で働く個々の社員の方々の満足度を上げることにより、 「やる気 」を引き出し、ひとりひとりが持っている能力を100%発揮し易い環境を整備する。 そのことが、組織の生産効率向上に直結することは揺るぎのない事実だと言えるでしょう。

 結局のところ、企業業績を向上に直接影響を与えうるものとは、組織のトップマネジメントの在り方に掛かっているのです。

2005.03.28
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